465.ノーザンブルー
北国では夏至が来ると、「あとは寒くなるだけ」と落胆する人を何人も見る。
464.シングルライフ
いつもの場所にスリッパがない。奇妙に思いながら家の中を探してみると、トイレに腰掛けた時のまま置いてあるのを見つけた。用を足しているお化けと鉢合わせしたみたいですごく怖かった。
463.
“ 私は日常の坦々とすぎさりゆく順序になにかを感じています。 ” 荒木経惟
462.ダブルテイク
また犬に二度見された。
461.サンセット
西日が差し込む格安チェーンの床屋の中で、年配の従業員が手だけ動かしながら、表の日曜日の夕方を眩しそうに見つめていました。